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26種類を徹底比較!あなたにピッタリのもみじ饅頭は? こし餡編

広島のおみやげといえば、やっぱりもみじ饅頭!明治後期に、宮島の和菓子職人であった高津常助が、旅館「岩惣」の女将から「大切なお客様への手土産に、紅葉谷の名にふさわしい菓子が作れないか」と依頼され、試行錯誤の末完成させたのが、今のもみじ饅頭の原形と言われています。

また、初代内閣総理大臣の伊藤博文が岩惣の茶屋で休憩していた折、給仕した娘の手を見て「なんと可愛らしい、もみじのような手であろう。焼いて食うたらさぞ美味しかろう」と言ったのを女将が聞きとめ、それをヒントに考案した、という説もあるのですが…それはさておき、それから100年以上経った現在でも、数多くのメーカーが競い合いながら進化をつづけ、新しいもみじ饅頭が次々と登場しています。

味や形、メーカーもたくさんあって、買うときに「どこのもみじ饅頭が好みに合うかな」と悩むあなたに。おみやげガイド編集部が、広島駅「おみやげ街道エキエ広島店」で買える5社26種類のもみじ饅頭を本気で食べ比べ、勝手にオリジナルチャートをつくりました。
  

様々な味があるもみじ饅頭ですが、まずは、ポピュラーな「こし餡」から。こちらを参考に、あなたのお好みに合うもみじ饅頭を見つけてくださいね。

 


 にしき堂
小豆の風味が強い餡と、しっとりしたカステラを楽しみたい方向け

砂糖の甘さは控えめで、小豆の味をしっかり感じられる。水分量が多めで、やわらかくなめらかな口当たり。
生地
素材の味をしっかり感じられる風味豊かなカステラ。きめが細かいしっとりした食感。

全体
やわらかい餡としっとりしたカステラの一体感が強い。
餡も生地も風味が強く、口いっぱいに美味しさが広がる。

 藤い屋:上品な味のさらし餡と、ふんわりしたカステラを楽しみたい方向け

甘さがしっかり感じられる。餡は固めで、さらし餡ならではのざらりとした舌触りが良い。
生地
空気をたくさん含んだ、ふんわりとしたカステラ。
表面がしっかり焼いてあり、内側のふんわりした食感との対比が楽しめる。
全体
甘めのさらし餡と、風味豊かなふんわりしたカステラは、噛めば噛むほど馴染んで美味しくなる。

 やまだ屋:甘い餡がお好みで、ボリューム感を楽しみたい方向け

甘さは5社の中でナンバーワン。さらし餡ならではの舌触りが良い、やわらかめの餡。
生地
ぎっしりと密度が高く、風味が強いカステラ。
全体
薄く密度が高いカステラ生地の中に、ぎっしりと餡が詰まっていて満足感が高い。生地のしっかりとした食感と、なめらかな餡の対比が楽しめる。

 香月堂:すっきりとした後味の餡と、洋菓子のようなやわらかさを楽しみたい方向け

小豆と白インゲン豆を使用しており、ほのかに白餡の風味を感じる。
餡の柔らかさはナンバーワン。甘さ控えめで後味がすっきりしている。
生地
優しい甘さで、ケーキのようにホロホロと柔らかい。
全体
餡と生地がどちらもやわらかく、ふわふわとしたケーキのような食感。後味がすっきりしていて、コーヒーとも相性が良い。

 高津堂:栗入りの餡ともちもち食感を楽しみたい方向け。元祖というウンチクを語りたい方にも

甘さ控えめで固めの餡。栗が入っていて食感のアクセントになっている。
生地
糯粉が使ってあり、もちもち食感。黒蜜のようなコクを感じる。
全体
固めの餡がもちもち食感の餡に負けておらず、一緒に食べるとちょうどいい。弾力があって、まるで餅菓子を食べているよう。

お好みに合いそうなもみじ饅頭がみつかりましたか?

最後にご自宅で、焼き立てのもみじ饅頭を再現できる方法をひとつご紹介。レンジで10秒温めたあと、焦げないように注意しながらトースターで3分弱焼いてください。ひと手間かければ中はふんわり、外がカリッとした、もみじ饅頭の出来上がり!