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|広島みやげ|熊野化粧筆について知りたい!「竹宝堂」勉強会レポート

2021.09.07

広島駅ekieにある「しま商店」は、広島・瀬戸内生まれの良きモノを集めた工芸品・雑貨中心のセレクトショップです。広島県伝統的工芸品である宮島焼や広島の特産品レモンを使用したアイテムをはじめ、愛媛の今治タオルや岡山のデニム雑貨など幅広く取り扱っています。中でも専門知識を問われるのが熊野化粧筆。「しま商店」スタッフはお客様へ最適な筆をご紹介できるよう、日々勉強をしています。今回は熊野化粧筆工房の一つ「竹宝堂」へ行った勉強会レポートをご紹介。

 熊野化粧筆工房「竹宝堂」

広島の繁華街から車で約50分ちょっとのところにある熊野町は、古くから筆の名産地として知られています。昭和27年に創業した化粧筆工房「竹宝堂」は、高品質な化粧筆をつくっていて、人気のコスメブランド「SUQQU」や「LUNASOL」などの商品開発と化粧筆つくりも手掛けているんですよ。「竹宝堂」の熊野化粧筆は、「しま商店」でも毎回売上ランキング上位に入る人気アイテムです。

 熊野化粧筆の品質の高さを支える職人の技

春の終わりごろ、熊野町にある竹宝堂本社へお邪魔しました。まずは動画を視聴しながら筆の製造工程を勉強。こちらの動画は熊野町役場のHPからでも視聴できますよ。化粧筆、書筆、画筆と用途によって作り方が違うそうです。熊野町役場のHPでは他にも熊野町に筆づくりの文化が根付いた歴史やQ&Aもありますよ。

次に工場を見学し、実際に筆が作られる様子を教えていただきました。熊野筆では天然の毛や人工の毛を使用して造られています。こちらは天然の毛を使った筆づくりの様子です。同じ動物でも個体によって毛質が変わるので、製作する筆の機能や用途に合わせて混毛するんだそう。「竹宝堂」ではドイツ製の機械を改良して使用していましたよ。こちらの機械で20回ほど混ぜ合わせるそうです。

次が大事な工程。逆毛や毛先が痛んだ毛だけを抜き取る作業です。この工程は熟練した職人にしかできない伝統技法なんですよ。半刺しとばれる小刀で抜き取っていくんですが、とても難しい技法で、下手な人がやると一番良い毛(命毛)も一緒に抜き取ってしまうんだそう。この技術の高さが、熊野筆の品質の高さを保つ秘訣です。

大小いろいろな大きさの穴が開いたこちらの木片、これはコマと呼ばれる木の器です。これで化粧筆の命ともいうべき穂先を整えます。このコマを使い、穂先を用途に合わせて1つ1つ手作りしているんですよ。その後、根元を固定し形を整え、金具を付けます。この作業中にも職人の高度な技が詰まっています。なかでも揉み出しという工程では、力加減一つで形が変わる最も重要な作業。どこに当たっても毛の一番柔らかな部分が当たるよう「どこからカーブが始まっているか分からない程の自然なカーブ」が作り上げられます。これが「竹宝堂」のこだわりの一つなんですよ。最後に、再度半刺しで逆毛を取り除き、肌触りをチェックして軸を付けたら完成です。

「しま商店」で取り扱っているすべての熊野化粧筆にはブランドマークがついています。これは一定の基準を満たした筆にのみ付けることが出来る証紙です。熊野化粧筆をお求めの際は、ぜひマークがついているか確認してみてくださいね。証紙記載されている番号では生産者、生産履歴など確認することも出来ますよ。

 種類と違いとお手入れ方法

「竹宝堂」の販売員さんに化粧筆の使い方や、違いなどを教えていただきました。「しま商店」スタッフがお客様へ正しく説明出来るよう、疑問やおすすめなどしっかりお聞きしましたよ。その中からいくつかご紹介。毛の違いや太さ形など、とっても種類が多い熊野化粧筆。どれがいいかお悩みの方へ、違いを簡単にご説明します。なんとなく柔らかいものが良いように思いますが、実は違うんです。ルースパウダー(粉状)には柔らかい筆が合いますが、プレストパウダー(固形)ではコシのある筆がいいんですよ。

毛の違いでは、ヤギの毛は毛穴のカバーが出来るからマットな仕上がりに、イタチは筆を寝かせて伸ばせば、薄付きでツヤが出ます。イタチは油分の多い化粧品におすすめです。お肌の弱い方には平筆がおすすめ。寝かして使うから毛先が肌に当たらず刺激を減らすことが出来るそうです。

天然毛と人工毛、どちらがいいのか疑問に思ったことはありませんか。大きな違いは毛の構造で、化粧含みや化粧ノリが違うんです。天然毛では毛先をいっさい切らないので、とっても滑らかな肌当たり。毛の太さや質が均一ではないことが肌馴染みをよくする秘訣なんだそう。薄く広く均一に塗ることが出来るから、化粧崩れがしにくいんですよ。

竹宝堂 WB-100メイクアップブラシクリーナー ○○円

毎日使うものだから、清潔を保ちたい。だけど化粧筆ってどうやってお手入れすればいいか分からないという方へ。お手入れ方法も勉強してきましたよ。天然毛は洗う頻度が高いと摩耗するのが早いんだそう。早くて3週間から1ヶ月に1回程度。普段はティッシュオフして、使用感が変われば洗うタイミングだそうです。こまめに洗いたい方には人工毛がおすすめ。「しま商店」では筆用のブラシクリーナーも取り扱っていますよ。泡立ち、泡切れがよくて、メイクのしつこい汚れをきれいに落とします。肌にも使える成分のみを配合していて、筆に優しいブラシクリーナーです。

現地勉強会では、今回の特集記事ではとてもご紹介しきれないほど多くのことを学びました。ぜひ店頭でスタッフにお声がけくださいね。お客様へ自信をもっておすすめをご紹介します。

以上、「熊野化粧筆について知りたい!「竹宝堂」勉強会レポート」のご紹介でした♪

 

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※掲載内容は2021年9月時点のものです。
※価格はすべて税込です。