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アキちゃんの取材レポート②!「川原厳栄堂」に聞く、宮島焼の制作過程

はじめから見る方はコチラ アキちゃんの取材レポート①!「川原厳栄堂」に聞く、宮島焼のルーツ

宮島焼のお話を伺ったあとは、実際に宮島焼を制作する行程を見せていただきましたよ。

店舗の横にある工房では、ろくろを使って湯呑を制作していらっしゃいました。するするする~っと気持ちよく削れていく器を見ていると、つい引き込まれてしまいます。

職人:ろくろで成形したあとは、削れるくらいにまで乾かして、削ったら(僕の担当は)終わり。職人は3人いるけど、湯呑一つ作るのにも、人によって個性・作風がでるから、成形は一人で行う。模様なんかも指で付けるから、人によって指の太さも違うし、違いが出ちゃうよね。

工房にずらりと並んだ乾燥中の湯呑

削り終わった湯呑。次の工程を待っている

職人:宮島焼は「萩焼に似ている」と言われるけど、それは化粧というものをするから。日本は鉄分を含む赤土が多いから、本当は赤い土なんだけど、化粧という工程を施して白く見せる。ろくろを使わずに成形する器の制作や、もみじ貼り、化粧がけ、焼成等の工程は裏でやっています。

ということで、店舗裏の作業場にもおじゃまさせていただきました。「しま商店」でも人気の高い「しゃもじ型箸置き」もこちらで制作されています。

箸置きの石膏型と鹿の判やもみじの葉

 職人:型も手作りで、石膏を買ってきて溶かして作っているよ。鳥居や鹿の判は判屋さんに掘ってもらったんよ。

釉薬をかけた器

しま商店で販売するお皿も制作中

 職人:今使っているのは電気窯。窯を休ませるために、3つの窯を交代で使っていて、1日あれば焼きあがる。
登り窯があった頃は総出で窯詰めし、三日三晩かけて焼いていた。忙しいときは1ヶ月に1回、そうでないときは2ヶ月に1回くらいの割合で焼いてたんよ。

川原厳栄堂では、成形から焼き上がりまで、最短でも約1週間かけて制作しています。

最後は、現在の厳島神社との関わりについて、伺ったお話をご紹介します。

アキちゃんの取材レポート③!「川原厳栄堂」に聞く、厳島神社との関わり

はじめから見る方はコチラ
 アキちゃんの取材レポート①!「川原厳栄堂」に聞く、宮島焼のルーツ

※掲載内容は2019年10月時点のものです。
※価格はすべて税込です。